IPL(Intense Pulsed Light)治療

IPL(Intense Pulsed Light)治療

IPL治療(Intense Pulsed Light)とは

IPL治療は、特殊な光を照射することでマイボーム腺の詰まりや炎症を改善し、機能を回復させる治療法です。当院では、MGDを伴うドライアイ治療器として厚生労働省および米国FDAの承認を受けたルミナス社製の最新機器「OptiLight M22」を導入しています。

OptiLight M22

IPL治療ではレーザーのような単一波長ではなく、幅広い波長幅を持つ光を使用します。さらにフィルターを使用して深達度を調節、標的組織に作用させます。

ブロードバンドの光 説明画像
フィルターによる深達度のコントロール
作用機序
  1. 温熱効果で詰まりを溶かす :光エネルギーが熱に変わり、マイボーム腺内で固まった古い油分を溶かして排出をスムーズにします。
  2. 抗炎症作用 :まぶたの縁にある異常な毛細血管を収縮させ、炎症物質の放出を抑制することで、充血や不快感を軽減します。
  3. 細菌・顔ダニの減少 :まつ毛の根元に潜む細菌やデモデックス(顔ダニ)を減少させ、感染や炎症の悪化を抑制します。
  4. マイボーム腺の構造維持 :光刺激により細胞を活性化させ、マイボーム腺の構造を整える効果が期待できます。
作用機序
対象となる疾患
  • 難治性ドライアイ(MGD):点眼薬だけでは症状が改善しない方に適しています。涙の質(油層)を改善し、症状の緩和を目指します。
  • 霰粒腫(さんりゅうしゅ):炎症を抑えてしこりの吸収を促進したり、再発を予防する効果が期待できます。「切らない治療」を希望される方におすすめです。
対象疾患
治療の流れ(施術時間 約15〜20分)
  1. 検査・診察 :専用機器でマイボーム腺の状態を診断し、治療の適応を確認します。
  2. 準備 :メイクを落としていただき、目を保護する専用アイマスクを装着して冷却ジェルを塗布します。
  3. 照射 :頬から下まぶた周辺に光を照射します 。輪ゴムで弾かれたような軽い刺激と温かさを感じます。
  4. マイボーム腺圧出(MGX) :照射後、温まって溶けた古い油分を専用器具で押し出し、物理的に詰まりを解消します。
  5. 終了 :ジェルを拭き取り、洗顔して終了です。当日からメイクが可能です。
治療の流れ
治療スケジュールの目安
費用(税込・自由診療)

本治療は保険適用外の 自由診療(自費) となります。

項目 料金(1回あたり) 備考
ドライアイ IPL治療 7,700円 診察・検査費用を含む
霰粒腫 IPL治療 5,500円
  • 治療回数の目安 :症状を安定させるため、 3〜4週間おきに4回以上の継続治療が推奨されています。
  • お支払い方法 :都度払いとなります(セット料金の設定はございません)。
よくあるご質問(FAQ)
  • Q. 痛みはありますか?

    A. 軽い痛みや熱感がありますが、多くの方は麻酔なしで受けられています。

  • Q. 副作用はありますか?

    A. 照射直後に赤みやヒリヒリ感が出ることがありますが、通常は数時間〜数日で治まります。

  • Q. 治療後に気をつけることは?

    A. 治療部位が紫外線に敏感になるため、期間中は日焼け止めを使用するなど、紫外線対策を徹底してください。